公演紹介

なぜ、綺羅星のような奏者たちの心を狂わせるのか。なぜ、その音色は今も人々を深く魅了し続けるのか。総額90億円といわれる11台の歴史的銘器を奏でるのは、現代最高の技巧の継承者、ベルリン・フィルの名手たち。究極の音色が、今高らかに鳴り響く!

10台ほどしか存在しないストラディヴァリウスのヴィオラを弾く機会は、
私にとってもこのコンサートだけなのです。
──────── マシュー・ハンター
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴィオラ奏者
自画自賛するわけではなく、
このアンサンブルは、本当にとてつもなくすごいですよ。
ストラディヴァリウスには、他の楽器がもっていない
「何か」が存在するのです。
──────── リューディガー・リーバーマン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴァイオリン奏者
境界線

誕生から三百年、人類は未だ、この音色を越えられない。

ストラディヴァリウス

音楽に特別詳しくなくても、誰もがその名を知っている≪ストラディヴァリウス≫。現存する最古のヴァイオリンを製作したアンドレア・アマティの孫、ニコロ・アマティの弟子であったイタリア・クレモナの名工 アントニオ・ストラディヴァリが楽器製作に生涯を捧げ、17世紀から18世紀にかけて魂を吹き込み、創り出した弦楽器の総称です。
受け継がれていない独特な製法や技術は、近代技術を持ってでも解明できず、謎に包まれています。今もなお、誰にも越えられていない最高峰の弦楽器、それが≪ストラディヴァリウス≫です。

ストラディヴァリウスだけの弦楽器アンサンブルを聴いてみたい

演奏者画像

音楽ファンなら一度は想う夢。その夢を現実にしたのが1993年に行われた第1回「ストラディヴァリウス・サミット・コンサート」でした。8台のストラディヴァリウスが一同に集まった比類ないコンサートは称賛を浴びました。
そして初演から25年。12回目を迎える今回は、ハビスロイティンガー・ストラディヴァリウス財団の協力で、1台だけでも数億円と言われるストラディヴァリウス11台が再び日本に集結します。

300年の時を超えて響き渡る極上の時間を、ごゆっくりとご堪能下さい

演奏者画像

これらのストラディヴァリウスは、世界最高傑作・幻の銘器 ヴィオラ「グスタフ・マーラー」(1672年製作)、日本人が初めて所有したストラディヴァリウス ヴァイオリン「キング・ジョージⅢ」(1710年製作)など、7台のヴァイオリン、2台のヴィオラ、2台のチェロから成り、その時価総額は約90億円以上とも言われています。
また、一説によるとヴィオラは世界中で10台しか現存しないとも言われており、今回はその10台の内の2台が顔を揃えることになります。

ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2018/ロゴ

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